教育学部の栗田昇平講師(体育教育学)の論文が、日本体育?スポーツ?健康学会第74回大会(8月29~31日、福岡大学?オンライン開催)で、将来性のある若手研究者に贈られる「浅田学術奨励賞」を受賞しました。
論文題目は「小学校体育授業における協同学習モデルの適用過程:情意?社会的能力の向上を意図した高学年表現運動の実践を対象として」(体育学研究第68巻577-596項)です。
栗田講師は、体育授業は技能習熟だけではなく情動的プロセス(自己表現、共感すること等)やコミュニケーションの学びが含まれやすい特徴があると考え、その学びを推進するモデルとして、英語圏で開発された協同学習モデルを日本においても取り入れ、体育授業で社会情意的な学びが発生するかどうかを調査しました。また、協同学習モデルを取り入れる中で派生する課題及びその課題への対処、そして、その中で発生する児童の学びという一連の学習過程を明らかにしました。
栗田講師は「評価していただいたことを光栄に思う。執筆した論文で伝えたかったことを他の人にも共感してもらったことが嬉しい。今回の受賞を次のステップにつなげ、これからも研究活動に邁進していきたい」と話しています。
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