昨年の東京パラリンピック競泳に出場した教育学部2年の宇津木美都(みくに)選手が5月16日(月)、京都市の同志社小学校で?パラ水泳、多様性、調和?をテーマに講演しました。
6年生の1クラスが対面で参加し、4~6年生の各クラスの児童はオンラインで参加しました。
はじめに、宇津木選手が自己紹介し、?パラリンピックって知っている???東京パラリンピックですごくよかったなと印象に残っているレースはある??などと児童に質問し、昨年出場した東京パラリンピックでの選手村の様子を写真や映像を使って、児童たちに分かりやすく伝えました。初めて見る選手村の食堂やベッドに児童たちは興味津々でした。
次に、宇津木選手はこれまでのさまざまな経験について話しました。今までの人生でターニングポイントが2つあり、1つ目は、小学校までは陸上をしていたが、中学校で水泳を選んだこと。「最初は苦手でも努力することで誰でも強くなれます」と児童に伝えました。2つ目は、高校生の時、2019年世界選手権で思うようにタイムが出せずに代表選考会で落ち、挫折を味わったこと。落ち込んでいたが、恩師の?今の自分を見なさい?という言葉で自分を見つめ直し、少しでもタイムを上げるためにどうすればいいのかと前向きに考えられるようになり、泳ぐのが楽しく新しいことにチャレンジ出来るようになったと話しました。
また、宇津木選手は「自分の障がいがいやだと思ったことは一度もなく、障がいは個性だと考えています。みんな全員一緒じゃない。顔も違う。背の高さや手の長さ、足の大きさだって違う。残された片腕という能力でどんなことが出来るのかいろんなことにチャレンジしながら、精一杯生きてきました」と児童に語りかけました。
講演の後、宇津木選手は児童に囲まれて質問攻めに遭い、その後もオンライン参加の各教室を回って質問に答えていました。
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