4年に1度開かれるろう者の国際競技大会「第24回夏季デフリンピック」(5月1~15日?ブラジル)の陸上男子棒高跳びが10日未明(日本時間)に行われ、陸上競技部の北谷宏人選手(教育学部2年)が初の金メダルを獲得しました。
全日本ろうあ連盟スポーツ委員会の特設サイトで速報されました。
北谷選手が現地から広報室にメールでコメントと写真を寄せてくれました。
【北谷選手のコメント】
「初のデフリンピックでこうやって結果を出せたのは嬉しいです。大雨の中の試合で、試合内容は納得いっていないので、また気持ちを切り替えて普段からの練習を頑張っていきたいと思います」
<記事は写真下に続きます>
また、本学バレーボール部男子の寺井捺貴選手(体育学部3年)が出場しているバレーボールでは、日本は予選リーグ4位で決勝トーナメントに進出しました。10日午後10時にイタリアと対戦する予定です。特設サイト
北谷選手は4×100mリレー(準決勝13日午前1時15分?決勝14日午前6時半)、4×400mリレー(準決勝13日午後11時50分?決勝15日午前6時20分=いずれも日本時間)にも出場する予定です。
高校から本格的に陸上を始め、高校3年だった2020年、日本デフ陸上競技選手権の棒高跳びで優勝、100mで2位に入りました。2021年世界デフ選手権(ポーランド)、2019年世界デフ室内選手権(エストニア)の代表に選出されましたが、コロナ禍のため中止になり、世界大会は今大会が初出場です。
本学OBのデフリンピック棒高跳び銅メダリストで横浜市立ろう特別支援学校?竹花康太郎教諭と出会い、「スポーツに力を入れていて、なおかつ特別支援教育について学べるから」と本学教育学部に進みました。将来の夢は特別支援学校の先生です。
大会前には、「初出場だがメダルを狙いたい。2025年のデフリンピックは日本開催の可能性もあるので、大会の知名度を上げ、同じような障害を持っている人に夢を与えたい」と目標を語っていました。
【追記】
日本選手団は11日、選手団内に新型コロナウイルス感染症の陽性者が発生したため、11日以降の全試合を出場辞退すると発表しました。
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