教育学部 教育学科
専門分野:音楽教育学、民俗音楽
太鼓を音楽の学習教材として実践的に活用
MASAKO
ISHIZUKA
日本各地のお祭りと民俗芸能の現場でフィールドワークを行い、
太鼓を音楽の学習教材として実践的に活用するための研究を行う。
民俗芸能に内在するコミュニケーションの輻輳作用に着目し、
音楽教育実践に活用する。
研究分野は音楽教育学。大学院で太鼓に出会ってから、継続的に三宅島や沖縄など民俗芸能の現場へ赴き、観察や参加、資料収集、実技研修、取材などを通じて、各々の芸能の特質や現状、世代生成に向けての課題等について調査研究を積み重ねてきました。従来、音楽教育では、祭囃子のリズムや旋律などの音楽的要素のみが扱われる傾向にありましたが、音楽が踊りや山車の動きと合わせて盛り上がるなど、音楽の強弱や速さには参加者の人間的な部分が影響していることに注目しています。自然と出る掛け声や息遣いまでを含めた人との関係性も音楽授業に活用できないかと考えました。子どもたちの主体性と多様性を前提とした多方向性コミュニケーションを基礎に置く授業モデルの構築?実践に取り組んでいます。フィールドワークは暑さ寒さなど体力的にハードですが、地域の方のご協力や励ましに支えられています。
研究成果は大学の授業実践に活用でき、研究の原動力に。
地域振興への活用にも期待。
研究成果を論文?著書として結実させ、大学の授業実践だけでなく、小?中?高の音楽教育実践、芸能の本質の捉え方や祭りの伝承方法など、町おこしにも活用していただきたいです。今後も音楽文化の創造に尽力していきます。
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社会貢献?附置施設
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