皆さん、レクリエーション活動を通して、心も身体も元気になりましょう!
私たちは、仕事の忙しさや人間関係の不調などを経験すると、気力が抜け、ぐったりするなど、「心が萎える」状態になりますね。
これは、誰もが経験することで、その程度は人によっても、場面によっても異なります。
そんな時、多くの人は意識して休養したり、楽しい時間を過ごすことで心の元気を回復し、「やる気」を感じます。やる気とは「進んで物事を行おう」という気持ちです。
こうして、心の元気を回復させ、やる気を出させることで、気晴らしになることを探して取り組んだり、気の合う仲間と集まる時間をつくるなど、行動が積極的になりま す。積極的な行動を通して、楽しさを感じる機会が多くなり、心はますます元気になっていきます。こうした好循環を創るために、レクリエーション活動はとても有効な活動です。
レクリエーション活動は…
①コミュニケーションの促進に役立ちます
→ほとんどの人が学校や職場でレクリエーションとして行われるさまざまな行事?活動に参加した経験があると思います。
クラスの仲間とゲームやスポ―ツをしたり、職場の仲間とハイキングや小旅行にでかけたり、趣味活動を行ったり、行事や活動の中で言葉を交わし、親しくなり、お互いを理解していきます。
②健康づくりに役立ちます
→普段あまり運動をしない人や運動が苦手な人にとって、いきなりスポーツを始める事自体ハードルが高くなると思います。
その点では、レクリエーション活動は、気軽に、楽しく、適度な運動ができるためからだを動かす気持ちよさの実感と、仲間づくりに適したツールです。心の健康、身体の健康、どちらにも役立ちます。
③地域づくりに役立ちます
→地域の餅つき大会など、季節行事やお祭りなどを通して、高齢者や子ども、障がいのある人、外国人など多種多様な人々との繋がりをつくることによって、世界各国の文化を知ることや、相互理解を図ることができたり、きずなを深めることができたり、地域文化を継承など、様々な効果が期待できます。その結果、いきいきとした地域づくりに役立ちます。
総じて…
レクリエーション活動は、Quality of Life(生活の質)を高め、一人ひとりのより良い生き方に繋がるともに、生き生きとした社会づくりに貢献します。
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【レクリエーション活動が意欲を高める???】
人の脳の活動は、一般的に勉強や仕事中に比べて、ゲームやスポーツ、歌やダンス、クラフトなど、レクリエーションを楽しんでいるときの方が“意欲”が高まりやすいことが分かっています。
それは脳の内側にある意欲を司る“線条体”という部位が活発になり、快感に関わるドーパミン神経系と強く結びつき、レクリエーションなどの、特に意識せずにできることに気持ちよさを感じ、それが意欲にも繋がっているという研究結果が出ています。
(公益財団法人日本レクリエーション協会の情報誌「Rec-site」掲載)
【レクリエーション活動が脳を癒す???】
人は、考えたり、実行したり、活動を起こす時に、脳の前頭葉が活性化します。
とりわけ勉強や仕事は、一生懸命に頭を使うため、前頭葉はなかなか沈静化しません。
一方で、レクリエーションは、ルールや動きなど基本的なことを覚えれば、気楽に楽しむことができるため、前頭葉が沈静化し、線条体の活動が高まります。
前頭葉の活動が沈静化することは、人にとって、脳を休める“癒し”になります。
(公益財団法人日本レクリエーション協会の情報誌「Rec-site」掲載)