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2021.12.13

「HPSC/JISSにおける研究-支援のサイクルの実際」~第11回スポーツ科学セミナー

 大学院では、翌年の1月24日(月)まで毎週月曜日4時限目に15回に渡って博士前期課程の学生を対象としたスポーツ科学セミナーを開催しています。
第11回目は、日本スポーツ振興センター スポーツ研究部の安藤良介先生を迎え「HPSC/JISSにおける研究-支援のサイクルの実際」のタイトルで講義を行いました。
<記事は下へ続きます>

「HPSC/JISSにおける研究-支援のサイクルの実際」をテーマに講義する田中良介先生

   「HPSC/JISSにおける研究-支援のサイクルの実際」をテーマに講義する田中良介先生

 研究-支援と研究の考え方として、スポーツ現場の課題を研究し、その研究成果をスポーツ現場に還元することであると説明されました。「研究-支援は、HPSC/JISSだからできることであり、HPSC/JISSがやらなければならいこと」「最終目標は、選手を勝たせることと並行して研究者として論文を書くことも行っている」と、おっしゃっていました。
 講義の中で、「機械学習を用いたスポーツアナリスト支援(卓球)」について事例を紹介されました。
 現場の課題である、対戦相手の対策として選手に関連する試合の動画を4本程度は、見せたいが時間が足りない状況を支援するために、1試合を30分ぐらいにまとめられる機械学習ソフトを企業と開発、共同研究をされました。結果、汗を拭く、ボール取りに行くなど、いらないシーンを除くことができるアプリが完成し、すでに実用化しているそうです。
 最後に「JISSは成果を求められるが、今後HPSC/JISS内外から日本のハイパフォーマンススポーツを支える人材が出てくれると嬉しいです。」と締めくくられました。

 来週は、日本スポーツ振興センター スポーツメディカルセンター所属の實宝希祥先生による「メディカルセンター心理グループの活動:コロナ禍から東京2020オリンピック」です。實宝先生は、本大学院の修了生でもあります。興味のある方は大学院事務室までお問合せください。

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